低年金、無年金、それぞれの老後生活の工夫

低年金・無年金のシニア生活の工夫

低年金や無年金は、意外とたくさんいることが解りました。なんらかの生活の変化で年金が滞ってしまった、あるいは積み立てていた機関が短いという人の数は結構います。
ちょうど、バブル崩壊後の30年を積み立ててきた60代なら、それまでの生活と余裕が一変した人もいるはず。
もちろん、安定した職に就き、どんな生活の変化にもコツコツとためてきた人もいるかもしれません。しかし、そういうコツコツさんでさえ、苦しい時代に突入したこの10年、20年という人もいます。

人生、何が起きるか解りませんから、描いていた通り、計算していた通りの老後など、もう期待できない時代になってしまったのかもしれません。嘆いても不平を言っても、人生の最終ステージにきたシニア世代は、より心豊かな老後の生活を工夫して、人生を謳歌するしかありません。

低年金・無年金のシニア生活の為に、最低限チェックしておくこと

ざっくりと、まず、チェックしてみる具体的なポイントを考えてみました。

 

✤支出の見直し
定期的に収支バランスを見直して、常に、節約できる部分を見つける習慣持つことが大切。

例えば、ざっくり並べると・・・、
とにかく必要なもの以外のものを買わない。
食事は、おうちごはん、自炊のみ。
冷暖房の常用器具の見直し検証・掃除・設定の工夫。
電気・ガス・水道の使用について、日常の習慣の検証と見直し。

✤プチ投資など
投資運用も、考え方によってはアリだと思いますが、くれぐれも無理をしない。

これからかなり、お金そのものの価値も変動すると思います。
しかし、低年金・無年金の場合は、よほど知識がないと怖い気もします。

まして、シニア世代に入ってからの投資は、詐欺にひっかかりやすい場合もあるようです。なけなしの生活費まで消えないようにしたいですね。

素人が、財テクを始めるなら、まずは積み立てNISAなどが一番いいかもしれません。しかし、これとて、60代からはじめて70歳でいくらになるのか、よく調べて始められると良いでしょう。

今は、100年に一度と言われるくらい世界が大きく変わろうとしている時代です。それをどの角度からとらえるかによっても、だいぶ違いますが・・・。

✤家計簿をつける。
収入と支出を把握することができるので、家計簿をつけることはとても良い事です。私もつけていますが、検証と反省、毎月のお金の分散、流れ具合が明確につかめます。
家計簿をつけることで、無駄なものが明確にわかってくるので、無駄な出費を減らすよう意識できるようになります。生活費を効率よく仕訳できるようになります。

✤ボランティア活動
これは、直接、金銭とは関係ありませんが、低年金・無年金で、自分自身が生活がキツイと思っている場合、特に、無理のない程度に時間を使って、たまにでいいから、機会があれば参加することをお勧めします。

生活に追われ、ギリギリの生活で心折れそうな場合でも、社会貢献というと大げさですが、誰かの手助けをすることで、自分自身の心の充実感や、生き方、考え方の視野が広がり、心の栄養になり満たされます。手を貸すことで、自分で自分に手を差し伸べるような結果を感じることができます。

また、結果的に、生活の向上につながることもあります。
ボランティア活動を通じて、新しい人と知り合ったり、思いがけない人脈を作ったり、新しい体験でスキルアップすることもできます。

 

✤生きがいを見つける✤

「生きがいなんて見つからない」とか、
「生きがいなんて今更ない」とか、
「生きるのが精いっぱいでそんなこと考えられない」とか、
言う人がいます。

そんなこと、言わないでください。たった一度の人生です。

私が「前向きに生きよう」と誓った理由と考え方

私は、体が丈夫ではなく、また、度重なる身内の不幸や生活苦による様々な出来事で、自律神経失調症にもなりました。それでも、最愛の娘の死を通して、命の尊さを思い知りました。だからこそ、生きようと思っています。
苦しみに身も心も砕かれる石のような思いをしましたが、どんな命も尊いものです。

せっかく生まれてきたのだから、最後のステージも少しでも活き活きと充実させたいと思っています。

そんな生活に必要なのは、健康な心と体です。

私の場合、少しでも健康的な心と体で過ごせるように工夫しています。

自分が興味を持つことには貪欲に、そして、趣味になりそうなこと(お金がかからないもの)を見つけたなら、トライしてみる。

そういう癖をつけていくと、少しずつ心身の健康に近づくような、穏やかな時間、すがすがしい時間を持つことができます。これは、お金がなくても、低年金でも、無年金でもできることではないでしょうか。

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